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そんなこんなで入学てしてから半年がたち
クラスにも慣れはじめた雨の日に
事件はおこった………
[おー宮野お前白月と日直だろ?放課後体育倉庫の片付け頼むな~白月にもそう伝えてくれ~]
と言われて放課後私は白月くんと体育倉庫の片付けをしています
「あーくそ、何で俺がこんなこと………」
「しょうがないよ日直だもん…」
「お前のんきだよなー」
「ほぇ?そうかな?ありがと(´`)」
「………ほめてないんだけど?」
「ん~?(´`)」
片付けを始めて一時間
「こんなもんでいいだろ……」
倉庫の時計が6時をさし
そろそろ切り上げて帰ろうとしていたとき
ゴロゴロゴロ………ドカァン!!!
「ふにゃぁあぁあああぁ!!!」
「あー雷か……こりゃ落ちたな…」
雷が苦手な私にとって今は不安でしかない
「とっとと帰んぞ」
その言葉にコクコクとうなずき外に出ようよドアに手をかけた
が………………
「あ、あかないよ!?」
「あ?」
「扉があかないよ~(泣)」
(どうして開かないの!?)
「だれか!おい!誰かいないのか!!!」
ドアを叩き助けを求める
でもここは体育倉庫……
校舎から少し離れたところにある
しかも今は雨が降り雷がなっていて気づく人はいないだろう
「くそ……携帯教室だしな…お前のは?」
「わ、私のも教室なの………」
「誰か気づくのを待つしかないか…」
「そ、そんな……」
雨と雷は酷くなるばかり
むあは、たえきれず目を潤ませていた
ゴロゴロゴロ………ドカァン!!!
「ふぇ……グス………ふぅ…」
「ちょ、おま、何泣いてんだよ!」
むうの瞳から涙がこぼれる
「ヒック………ふぇ…グス…か……かみなり……ふぇん」
「………ったく」
白月くんは静かに私に近づく
そのすぐあとふんわりと温かいぬくもりに包まれた
白月くんに抱き締められていると気づくのに時間はかからなかった
「これで少しは大丈夫だろ?」
そういって白月くんの胸に私を閉じ込めて
優しく頭を撫でてくれる
(白月くんに撫でられるの凄く……気持ちいい)
「白月くん…………あ、ありがと?」
「………と……い…」
「ほぇ?」
「だから、愛斗でいい」
「ま、まま、愛斗きゅん!?」
「ククッ……なにそれ?笑 どもりすぎだし噛んでるんだけど?」
「い、今のは わ、忘れてくださいぃぃ!」
「はいはい」
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