ウサギじゃないもん

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雷も弱まり気にならなくなってきたとき 「俺もむあって呼ぶからな」 「え!?」 「…何だよ駄目なのかよ」 とたんに不機嫌になる白づk……愛斗くん 「だ、ダメじゃなくて……その…」 「ん?なに?ちゃんと言えよ」 「その……は、恥ずかしいです……」 男の子に名前で呼ばれたことなんてないから凄く恥ずかしい… 「ふーん……」 愛斗くんは少し黙ったあと 顔を私の耳に近づけて 「むあ」 私の名前を呼んだ 「んぁ……ま、まなと君…やぁ、だめ…耳ィ…」 愛斗くんは少しこうかくをあげた 私の抵抗も無駄のようで名前を呼び続ける 「むあ………むあ……むあ」 愛斗くんの熱い息が私の体を熱くする そして愛斗くんは私の耳に噛みついた 「ふにゃ!?ま、まにゃとくん?……やぁ……ダメ……」 しばらくして、ようやく耳が解放された頃には 私は体に力がはいらなくなっていた 「ふにゅ……愛斗くん?」 「お前猫みたい……」 「ねこ???」 (どうして動物なの……?) そして愛斗くんが私に言った 「俺、むあの事気に入ったわ……」 (気に???なに?) 「お前今日から俺のな?」 「ふぇ?それって…どうゆう…」 私の返事もきかず愛斗くんは私の首に顔をうめた 「ふぁ?ン……愛斗くん…イタ」 愛斗くんのうめた首に一瞬チクリとした痛みがはしった 「俺のって印他の男にとられないようにな」 (印?他の男ってなに?) 「まな……」 ガラ 「おーやっぱりいたかー悪いな警備のおっさんが閉めちまったらしくてな」 愛斗くんへの疑問は先生の邪魔により聞くことは出来なかった
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