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態勢を立て直す暇もなく壁に激突しビキビキ…!と壁にヒビが入る。
「いてっ…」
地面に落ちた俺は剣を杖代わりにして立ち上がりすぐさまヤツの元へと走った。
ヤツはエルーを攻撃している。
エルーは剣で弾いてなんとかガードしているが、音がなんかもう…ね?
ドガッ!ドガッ!って音がするんだけど素手で剣を殴るなんてさすが悪魔だな。
剣で手が切れてもすぐに回復するし対した痛みも無し。
まあ俺だったら絶対やらないけど。
ヤツがエルーに夢中になっている隙に俺はヤツの死角に移動する。
タイミングを見計らいながら死角からヤツに斬り込む。
「ぎ…?…うゴけ…」
「ばーか」
俺はヤツの首を跳ね飛ばし、胴体を斜めに袈裟斬りにした。
「エルー…一旦下がれ」
「分かった」
エルーが下がるのを見る間も無くヤツの足が俺の胴体めがけて攻撃してくる。
「ぬ…!重…だらあ!」
剣でガードして受け流し俺もエルーのところまで下がった。
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