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「ぐあっ」
吹っ飛ぶ俺に追撃と言わんばかりにヤツが迫ってくる。
「がはっ!」
ヤツは俺の脚を掴み床へ何度も叩きつけた。
床が割れてヤツ共々階下に落ちる。
落ちた階下の床に全身を強く打ち付け体中の骨から嫌な音が聞こえた。
そんな俺とは対象的にヤツは悠々と着地している。
「ぎギぎギ…ヨわイ…よワい」
「なんの…これからさ」
俺は立ち上がり剣を鞘に納め深呼吸した。
「さあここからだ」
俺は剣に手をかけて構える。
ヤツはアホみたいに俺に向かって飛び込む。
「くらえい七転抜刀」
「ぎ!?」
俺は剣を抜くと同時に向かってくるヤツを瞬時に七回斬り裂いて剣を鞘に納める。
やっぱ技名を言うとこっぱずかしいな…
しかも本当は刀でやるべき抜刀術なんだけど、まあいいか。
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