侵略

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「ああ…お嬢さん、部下がとんだ迷惑をおかけしました」 ったくよ、なんで俺が謝らなくちゃいけねえんだよ。 部下の不始末は上司の不始末ってか? 全く、好きで隊長なんかなったわけじゃないのに。 「え…あの…?」 「これ、地図です。赤い丸の所は攻めないのでそこに逃げるようにみんなに言って下さい」 「え…え?」 「早く」 お?ウルフ達がどっかに行ったと思ったら…俺の腹に三本の剣が刺さってる。 「ミリーちゃん!無事か!?」 「このモンスターが!」 ふぅむ、女の子を助けに来たのか。立派だな。 「俺がミリーちゃんを逃がす!少しだけ時間を稼いでくれ!」 「わかった!できるだけ早くな!」 いちいち叫ばなくても聞こえるだろうに。 自分に喝をいれてるのか?
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