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ヤツは俺の後ろでバラバラになる。
「七転抜刀、七転抜刀、七転抜刀ー」
俺はバラバラになっているヤツを更に斬り裂いた。
やはり七転抜刀を連続して繰り出すと疲れる…
「ぎ…ぎ…」
100以上のパーツに分かれているヤツの体が黒い霧になって霧散した。
俺から少し離れた場所でヤツの体が元の形に戻る。
「どうだ?少しは効いただろ?」
「たリナい…もッとホンきをダせ…」
七転抜刀を4回食らったのにまだ元気とは…やっぱり力を解放しないとダメかな?
でもなんかなー…
力って使えば良いって問題じゃねえし。
体にガタが来そうだけどアレやるか。
「いいぜ、本気の七転抜刀を見せてやるよ」
刀の時よりレベルは下がるがまあ贅沢は言ってられまい。
俺は目を閉じ腰を少し落として剣に手をかける。
そして数回深呼吸した。
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