侵略

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ものの5分もしない内に俺を囲んでた5人は肉塊になった。 うん。やっぱり魔物や魔獣にとっては人間も食べ物だよね。 さっきまで生きてた人間が目の前で食べられてるのを見るたびに、そう思うや。 「きゃあ!!」 ん?女の子の悲鳴? 「あ…あ…いや……こないで……」 おおう、ウルフ三匹に囲まれてる。 急がなければ! 「グルゥフ!」 「ストップだ、お前達」 間一髪、だな。代わりに俺が三匹に噛まれてるけど。 「あ、あの…!」 「俺は女や子供には手を出すな、と命令したはずだが?」 「クルル…」 「言ったよな?」 「キャフ……」 全く、男だけにしておけと言っておいたのに。 部下に舐められてるのかな?俺。
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