七、悲劇の果てに

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蓮也は守る為に最善を尽くす人。決して器用だとは言えないけど誰よりも芯が強くて、誰よりも優しくて… 私やっぱり蓮也の事… 「…里桜」 「…え」 蓮也は私の傍へ寄るとベッドの端へ腰を下ろし、私の頬を手の平で優しく撫でる その手はとっても暖かくて柔らかくて…心地良い 付き合っていた頃を思い出させる様な……ううん、まるで未だに付き合っている様な感覚に陥る様な優しい眼差しと手つき まだ…愛されてるのかもしれないって錯覚しちゃう程優しい蓮也。好きで愛おしくて……その胸に飛び込めたら、どんなにいいか。
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