664人が本棚に入れています
本棚に追加
/30ページ
「…よく頑張ったな」
「…頑張…った…?」
蓮也の大きい手が私の髪に触れ、そっと撫でられる。その手が心地良くて腹部の痛みが心持ち和らぐ
…蓮也の手久し振り
「丸二日、目を覚まさなくてな」
「…私…生き…てるんだ…」
「ああ、生きてる」
これは夢でもあの世でもなくてちゃんとした現実だったんだね。私、生きてるんだね
どうして蓮也が傍にいてくれてるの?私のこと、蓮也が見つけてくれた?
「とにかく今は寝ろ」
「…あり…がとう…」
「礼等必要ない」
蓮也は私を寝かし付ける様にずっと頭を撫でてくれて、いつの間にかそのまま眠りに付いていた
蓮也が私の事発見してくれて、病院連れて来てくれたのかな。私の顔なんて見たくないだろうに…
有難う蓮也
いつも、私がピンチの時とか助けに来てくれて、本当に有難う。
最初のコメントを投稿しよう!