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――憎い! 憎い! 憎い!
綾がこの町に来てから何もかも変わった。
「るい! ちょっと酷すぎるよ」
「いいのいいの。こいつ、このくらい言わないと分からないんだよ」
私の目の前で会話をしないで! 綾、絶対に許さないから!
るいは幼い頃、私に親切でとっても優しかった。笑顔が眩しすぎて、心臓がいつも高鳴った。ドキドキといつでも苦しかったんだ……。なのに何故?
――あの頃のるいは、もう死んだんだ。ついでに、綾も死ねばいいのに――。
「……麻美、るいは本当の事を言わないよ。私に良いアイデアがあるんだけど」
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