Prologue

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「生まれ変わりたいなんて、最高に馬鹿げてるね。 そう、そこのお前。お前に言ったんだ。 知らんぷりしてるんじゃねぇ。 良いか、良く聞け。俺達は人間だ。 どこかのバカの言う事に騙されて、それ以上にも以下にもなっちゃだめだ。 忘れるな。俺達は人間なんだ。」 夕闇、茜空。薄紫の雲が遥彼方に吸い込まれていく。 そして、黒髪の少年は去って行った――
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