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「あずちゃん、大丈夫?」
ちょっとだけ罪悪感。
タローの顔は真剣に心配している。
「ごめんね、おなか痛いとかウソなんだ」
「ウソ?」
「タローと話がしたかったから」
久しぶりの2人きりにドキドキする。
「あずちゃん。これ、もしかして」
いつの間にかチョコがタローの手に!!
「俺に?」
「あ、当たり前でしょ!
そのためにウソついて授業中に抜け出してきたんだから」
ふわっとサラサラの金色の髪が
私のオデコに降りかかってきたと思ったら唇が触れた。
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