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「それでもうひとつの約束が『18歳になるまでは交際禁止』ってやつで」
「えぇ?どうして」
「輝仁さんのやきもちですよ
18歳まではるうは俺のものって言ってました
だから、輝仁さんとの約束だから伝えないなんてバカなことしたんだ。
……それでもやっぱり我慢できなくて。
聴こえてなければ伝えてもいいと想って『ひめ、愛してる』って言ったんだ。
僕にとってのお姫様はるうだけだから
プリンセスシリーズだって、るうがいなきゃ描けなかった」
「しら、しらな、るう、くるしかったのに」
次々紡がれる言葉は、私の知らなかった心。
知らない。
教えてくれないから。
でも、嬉しくて。
涙が止まらない。
「うん、ごめんね」
「いつもいつも、えっちしてるときは、あいされてると錯覚しそうになって
でも、いつも『ひめ』って、るういがいのなまえよぶから、くるしくて、くるしくて」
「うん、ごめん」
「っふぅ、るう慈雨にぃすきだったから、つらかったんです」
「……うん」
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