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「愛してるずっとずっとるうのことを愛してる」
鼓膜を震わせる声
心臓まで震える。
「……はいはい早く籠の中に戻りなさい荷物はあとで送ってあげるから」
「ありがとうございますアカネさん」
「アカネさん……」
「ルーク、ルウヒにお別れしなさい」
「クゥン……」
寂しそうなるーくを撫でる
ごめんね?
ずっとそばにいてくれるって、私が言ったのに。
「るーく、ごめんね?
でもね、るう、慈雨にぃのお嫁さんになりたい」
「るう」
驚いたような慈雨にぃに、振り向くと、気持ちを伝える。
「慈雨にぃ、あのね?
るう、こんなだけど、お嫁さんにしてくれますか?」
「……もちろん」
「……慈雨にぃ、大好き」
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