九、婚約者として

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蓮也、勘が鋭いから本当にどんな事も気付かれちゃって隠し事なんて到底出来ない 「緊張する必要ないぞ。だが、どうしても緊張するってなら…」 「…な、何?」 「緊張解してやろーか」 「…えっ!?」 蓮也は私の傍へ来るなり腰へと腕を回し、ぐっと私の身体を引き寄せる ま、また何かエッチな事考えてるでしょ。蓮也の不適な笑みが物語ってる そんな上半身裸で抱き締められちゃったら私……―― ――ピーンポーン 部屋のインターホンが鳴り私達は顔を見合わせた。
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