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「女の一人や二人くらい守れないでよく警察なんざやれんのな」
「蓮也の事、悪く言わないで。きっと何か事情があるんだと思う」
「事情ねぇ」
「ねぇ、いい加減離して」
「へいへい」
手首を離されると直ぐ様ロビーへと向かおうとした矢先の事
……―――ちゅ
頬に柔らかい感触が伝わったかと思うと、ボディーガードと名乗る男が“次は唇にするから”と囁き去って行った
今、頬にキスされた…?
次は唇?
どうしてこんな事になるの!?
彼は蓮也が私の為を思って用意してくれた人。まさか、こんな軽い男だなんて思ってないよね
そんな事言ったら、余計心配かけちゃうし、何より蓮也怒るだろうし…
言いづらいな…
余計な心配かけて、困らせたくないし…気疲れさせたくないから…自分で解決しなきゃ
大丈夫!
何とかなるよね!
私がしっかりしてれば、何とか乗り越えられる筈!
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