★紫☆

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確かに顔はイケてるけど、俺からしたら、彼はまだまだ子供だ。 「葉月と本気で付き合ってるのか?」 「先生に関係ないでしょう?俺と美希の話なんだから。それとも先生にも関係あるのかな?」 星野の視線を背中に感じながら、俺は彼を見据えた。 「葉月の担任だからな。正門前で我が校の生徒がハレンチなことをされたら、鈴蘭女学院の名にも傷がつく」 「ハレンチ?どっちがだよ」 彼はパタパタとハタキを振り回した。 「何か言いたそうだな」 「いや、何でもねぇよ。美希は俺のモンだから、先生手を出さないで下さいね。俺達まだ高校生だけど、真剣なんです」 「真剣…?」 美希は彼と真剣に交際している? だったら俺との交際は…遊び…。
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