第2話

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『わ、くすぐったい』 いつのまにかちゅぱちゅぱ指を吸われていた。 『るう、ばっちいよ』 『あらら。美雨、おっぱいの時間みたいよ』 『うん、そうね』 『慈雨、こっちに来い』 『おいで慈雨君』 お父様と輝仁さんに呼ばれてそっちに近づいていく。 指よだれまみれだ。 服でぱっぱと拭って二人に近づいていく。 『慈雨、そこに正座』 『はーい』 正座をする。 なんで正座? 僕怒られるようなことしてないのに。 『慈雨』 『なに?』 『るうを見てどうおもった?』 『可愛いね!』 『うし。よく言った るうはな、お前のお姫様だ』 『おひめさま……?』 『うん、慈雨君 るうは将来きっと可愛くなるよ』 『うん僕もそう思う』 『それでね。 慈雨君が……26歳、るうが18歳になったとき。 高校卒業したらかな? その時に、もし、るうのことを愛してくれていたらプロポーズしてくれるかい?』 『プロポーズって結婚するんでしょ?』
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