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『わ、くすぐったい』
いつのまにかちゅぱちゅぱ指を吸われていた。
『るう、ばっちいよ』
『あらら。美雨、おっぱいの時間みたいよ』
『うん、そうね』
『慈雨、こっちに来い』
『おいで慈雨君』
お父様と輝仁さんに呼ばれてそっちに近づいていく。
指よだれまみれだ。
服でぱっぱと拭って二人に近づいていく。
『慈雨、そこに正座』
『はーい』
正座をする。
なんで正座?
僕怒られるようなことしてないのに。
『慈雨』
『なに?』
『るうを見てどうおもった?』
『可愛いね!』
『うし。よく言った
るうはな、お前のお姫様だ』
『おひめさま……?』
『うん、慈雨君
るうは将来きっと可愛くなるよ』
『うん僕もそう思う』
『それでね。
慈雨君が……26歳、るうが18歳になったとき。
高校卒業したらかな?
その時に、もし、るうのことを愛してくれていたらプロポーズしてくれるかい?』
『プロポーズって結婚するんでしょ?』
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