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当たり前な話。
どうしてか昔の話を思い出す。
なんでって?
だって、あなた私の世界に入り込んでいる。
私だけの世界にあなたが入り込んでいるんです。
いつものように私はトーストを焼きました。
その上にハムを載せ、いつものようにキャベツを置きます。
そして、簡単なハンバーガーの完成。
ね、美味しそうでしょう?
私みたいな人間には思いっきりお似合いなブサイクな面を掲げた、美味しくあっている、このハンバーガー。
いつものように楽しげに作っている、このハンバーガーも今ならあなたにプレゼントしてもいいのかもしれないね。
でも、どうしてこの世界に来れたのかな?
自由に動き回って、そして離れてしまった気持ちがもしかしたら私を惹きつけたのかもしれないね。だってあなたはカッコいいんだもの。
ずっと見続けたいわけじゃない。
だけど突き放したはずのあなたをこの世界に導いたのはいったい誰なんだろうね。
私はね、あなたとの恋に飽きたの。
ずっと恋し続けることに疲れを覚えてしまったのかもしれない。
だけどさ、それでも私はもっと大きく広がって、そして楽しみのためにあなたといたいと思っていた。
だけどいつもあなたは笑ってばっかり。ホントに嗤ってばっかり。
だから突き放したのにそれでもあなたはやってくる。
ずっと想い続けるのも疲れるんだよ?
ほら、あそこが出口。
見たことのないものを見たければいつでも私のところに来ればいいとは思うのだけれど、実際、私を捕まえた人はこの世、そして今の世。どちらの世界にあなたはいたいのかしら?
その人を呼んで少しは勉強させないとね。
恋愛っていう、そんな些少で儚いものを。
ずっと見ているんだ、その奇跡を。自分の大切なものを見誤って。
だから、もうあなたのことを全て忘れることにします。
ごめんなさい。
だけど、いつかはそれを幸せと呼べる日が来ると思うから。
だから。
私も少し馬鹿なのかもしれないね。
それとあなたに最後に出口を示した。
ならば、もう、ここに居る理由はないよ。
何が言いたいのかはホントにわかる。
だけどいつかは離れてしまうもの。
ほら、輝いている。
もう、終わりだね。
私たちの恋も。
そして。
さよなら。
元気でね。
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