1 きっかけ

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「西野」 黒板に背を向き直し黒板を消していた私は、潤くんの声に呼ばれて振り返った 「今日暇?」 「特に用事はないけど…」 私が言うと 「俺も暇だからさ、家に来ない?」 と潤くんは言った 「うん」 私はこの時、特に深く考えず潤くんの誘いに頷いていた
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