第5話 『まわる歯車』

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『……レオンは次の仕事はどこに?』 笑みを浮かべながらそう尋ねたパリスに、 『NYだけど?』 とレオンは顏を上げた。 『良かった、僕もこの後仕事でNYなんだ。プライベートジェットだから、もし良かったら一緒に。 それならもう少しゆっくりできると思うけど』 その言葉にレオンは大きく目を開き、隣に立つニールは笑みを見せた。 『そうして頂けるんでしたらありがたいです。彼にはもう少しゆっくりさせてあげたいと思っていましたので。 良かったですね、レオン』 『良かった。それじゃあ、一緒に行こうか、レオン』 と微笑むパリスに、レオンは頬を赤らめながら小さく頷き、 「ありがとう」 と囁いた。
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