あとがき

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   そうしたものを聞きながら「なるほどなぁ、そうかもしれない」と思いながら、妖怪の存在を否定出来ませんでした。  確かに、考え方の一つとして納得できる。でも、妖怪が存在する事も考え方の一つだと。  そして、小説を執筆するようになります。  様々な妖怪に対する考え方を盛り込みつつ、ファンタジーが描けないかと考えました。  主人公は、人間にするとして妖怪とどう絡むか。  そこで思いついたのが、敵の妖怪を倒して武器に封じると、その妖怪の能力を宿した武器になるという発想でした。  河童の腕の骨って、一本に繋がってて、片方の腕を伸ばすと逆の腕は引っ込むって話しがあったな。  それって、伸びる槍っぽい。  だから、洋輔が最初に手にする妖武具は、河童の仕込み槍になったんです。  そこから、幾つかの妖武具のアイデアが浮かびます。  そうなると、主人公はどうしようという事になります。
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