2月

24/33
前へ
/1065ページ
次へ
24日 ──かつて、人類は己の行き過ぎた科学力により地球を離れ、宇宙に逃げ延びねばならなかった。 宇宙にコロニーを建造し、何とか逃げおおせた人々と、それができなかった人々。 人口の現象により何とか地球はその自然を守ることができたが、地球と宇宙の人々の間には埋めがたい溝が出来上がった。 それから200年の歳月が経った西暦23XX年。 人類は地球と宇宙に別れて、終わらない争いを繰り広げていた。 宇宙人(スペースノイド)を滅ぼさんとする地球軍、通称“オリジンズ”。 地球を取り戻さんとする宇宙軍、通称“ホワイトエリート”。 両者の争いは十年前に起きた、テロリストによるコロニー襲撃事件をきっかけに一層の過激化を見せ、やがて全面戦争に突入していくことになるのだった。 「消してやる……テロリスト、なんて……この世界から……全て──!!」 コロニー襲撃事件の折りに家族をテロで奪われた男、シグ・アーセナル。 彼はテロリストへの復讐を胸に軍人となる。 戦う力を望むシグに与えられたのは、黒きオートラウンダー──“ゴースト”。 黒き巨人と共に、シグは戦禍の中に身を投じていく。 「どんなにクソッタレな人間でも、どんなに汚れた命でも、生きたいって願うのは普通のことさ」 暗い過去を背負う少女、アリア・トゥリファス。 第21小隊を任される彼女との出会いから、シグの運命は加速していく。 彼女が“ホワイトエリート”本部から預けられた銀翼のオートラウンダー“ファム”と、シグの“ゴースト”──二つの巨人が交差するとき、世界は変革を迎える── 【オートラウンダー】 書こうと思ったものの予告編的なもの 公開は多分しない← 15:13
/1065ページ

最初のコメントを投稿しよう!

33人が本棚に入れています
本棚に追加