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25日
つづき
【登場人物】
「シグ・アーセナル」
→主人公。21歳。階級は少尉。十年前のテロで家族を喪って以来テロリストを憎んでおり、ホワイトエリートに志願する。士官試験で優秀な成績を修めたため、上層部から直々に専用機「ゴースト」と銀星賞を与えられる。ゴーストを与えられた直後アリアのいる第21小隊に配属され、以降は第21小隊の配属基地があるコロニー6を拠点に活動することとなる。真面目で融通の利かない性格だが、小隊長がアリアではないと勘違いする、ヴィクトリアをスパイと勘違いするなど、どこか抜けている面がある。
「アリア・トゥリファス」
→若干16歳にして第21小隊隊長を任されるホワイトエリートのエース。小柄で童顔なため初対面ではそれと分からない。正体はホワイトエリートの科学研究機関が作り出した強化人間であり、常人が活動に耐えられないような環境でも活動可能な反面、定期的に調整を受けなければ身体に不調をきたす。年齢と外見でナメられないようにと堅い口調で話し、尊大な態度を取るなど強がりな面が目立つ。しかし甘い物や可愛いものが好きなど年相応の一面もある。後に専用機「ファム」を任される。
「ヴィクトリア・カミンスキー」
→18歳。ホワイトエリートを支持するカミンスキー財閥の一人娘。典型的な高飛車お嬢様だが心には争いを好まない優しい芯を持つ。基地に許可無く入り込める身分だが、着任したてでそれと知らなかったシグにスパイと勘違いされて無理矢理組伏せられてしまう。以降シグを「野蛮人」と呼んで毛嫌いするが、何度も窮地を救われる内に次第に惹かれていくようになる。後にカミンスキー財閥当主の座を継ぎ、地球と宇宙との和議が結ばれるよう活動を始める。
「マリー・ノエル」
→21歳。オリジンズのエースに恥じないオートラウンダー操縦技術を持つが、かつて味方を誤射してしまった経験がトラウマになっており引き金を引くことができなくなっている。真面目で物静かな性格で取っ付きにくく、冗談が通じないため軍内では高嶺の花のような扱いを受けている。時間があれば眠っているようなのんびりとした人物でもある。コロニー出身者であり、十年前に家族をテロで喪ってロウに拾われ、ノエル家に引き取られた。本名は「エミリー・アーセナル」。シグの双子の妹である。
つづく
1:36
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