七つ夜の手記 第七夜

2月

25日

つづき

「ロウ・アグリッサ」
→51歳。第21小隊に補充要員として配属された銀星賞持ちのパイロット。専用機「オルトロス」を駆る凄腕で、シグは次第にその強さに憧れていく。正体はかつてシグやエミリーの出身コロニーを襲ったテロリスト。二十年前からホワイトエリート上層部に雇われており、コロニーを襲ったのもホワイトエリート上層部の依頼を受けたからだった。第21小隊に配属されたのもアリアとシグを監視するよう命令を受けているためである。普段は軍務に忠実な模範的軍人を装っているが、実際は非常に残忍で狡猾。自身の目的を達するためなら平気で他人を使い捨てる人物。

「エルビス・オービター」
→ホワイトエリート総帥。ロウを使って地球と宇宙の戦争を引き起こした張本人。三十年前に月で「ファム」と「ゴースト」を発掘し、その感応現象の片鱗を目撃したことから、二つのオートラウンダーの力を使って全人類を感応波の支配下に置くことを発案する。感応現象は戦いの中でしか起きないと知ったために戦争を起こし、二つのオートラウンダーを使いこなせる者の手に渡した。

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