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瞼に異様なまでの眩しさを感じて とりあえず、唸ってみた 「う、…ぅん」 人間ってやっぱり学習する生き物で、もう このパターンは何回目か、と寝惚けた頭で とりあえず、考えた 「朝かぁ…」 さっき寝たばっかりだと思ったのに もう起きなきゃいけない ねむ、い 目を擦り(こすり)ながら 体を起こして、あたしを目覚めに導いた 眩しい眩しい光の射す方を見る 「……どして、カーテン引くの忘れちゃうかな」 煌々(こうこう)とするキラメキに手をかざす 指の間から漏れる光の束を暫くそのままにして その手を太股に下ろす パン!と小気味良い音がして そして、今日の決意新たにベッドから出た
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