第一夜:お目覚めですか、女王様

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「「「いただきます」」」 3人が声を揃え、食事に手を伸ばす。 「ん~、美味しい~!」 ルナは口いっぱいにシチューを頬張る。 「たくさんあるから、どんどん食べてね。」 「はいっ」 「おい、口の周りシチューだらけだぞ。ん、」 カイトにティッシュを手渡される。 「ありがとうっ」 お礼をいい、口を拭く。 「別にシチューは逃げねぇからゆっくり食べろ。」 「わかってるよっリリーナおばさんのシチュー美味しいんだもん!」 「あらあら、嬉しいわね~」 そんな他愛もない話をしながら 食事はどんどん進んで行く。 「もう、ルナちゃんも16歳か…ここに来て随分経つわね。」 「はい…本当にリリーナおばさんには感謝してます。」 「いいのよ、こんな可愛い娘が出来て私は幸せ者だわ。お誕生日おめでとう、ルナちゃん。」 そう言ってリリーナおばさんはニッコリ笑った。 私はリリーナおばさんのこの笑顔が大好きだ。 「最初はどうなるかと思ったけどな…ルナ、本当に誕生日おめでとう。」 フッとカイトも優しく笑った。 「改まってどうしたの…??でもありがとう、カイト…リリーナおばさん。」 そう言ってルナもとびっきりの笑顔を見せた。 そして、食事を食べ終わると リリーナおばさん特製のチョコレートケーキを食べて ルナの誕生日会は幕を閉じた。
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