第2話

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菜花は海月を見ると 「何?海月、どうにもしないよ」と優しく言った。 「どうして徳井くんにそんな事言うの?」 海月が言うと菜花は淋しい顔をして海月を見た。 「…海月は大丈夫なの?」 その言葉で菜花が海月の為に怒ってくれている事が分かった。 そして、何の事を言っているのかもすぐに分かった。 だから、海月はふるふると首を振って言った。 「大丈夫だよ」と。 「海月…」 「菜花、何言ってるの?私は《友達》なんだよ?何とも思っていないよ」 笑おうと思ったけど顔が引きつるのが分かる。 上手く笑えてるといい…。
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