第3話

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「うちらも海月の事、大好きだよ」 菜花が海月の頭を抱く。 真理もそばに寄って、海月の頭を撫でる。 「私もだよ」 「…うん」海月が頷く。 そんな海月を真理が決心した様に真剣な目で見た。 「ねぇ海月、海月の事が大事だから言うよ」 海月がコクリと息を呑む。何を言われるか分かった気がした。 「私はもう、徳井にこれ以上近付いて欲しくない」 ビクッ…と身体が震える。 「今回の事はきっと、徳井絡みの事だって海月も分かるよね?」 「……」 何も言えない。 真理が言いたい事も考えている事も分かる。 「私は海月に傷付いて欲しくない。嫌な思いもして欲しくないの。」 そう話す真理の方が傷付いている様に感じた。 でも…。
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