第3話

5/15
2121人が本棚に入れています
本棚に追加
/39ページ
「誰よ!こんな事するのは!」 菜花が上を睨みながら怒鳴った。 そして、海月に向き直ると 「海月、1度教室に戻ろう?ジャージ、あるよね?」 と言う。 海月は頷いた。 小刻みにカタカタと身体が震えてくる。 「…大丈夫」 やっと声がでた。 「落ちついて、海月。早くジャージを取ってきて真理の所へ行こう?」 菜花に肩を抱かれ、促されて、海月は歩き出した。 ****** 「どういう事よ!」 「真理…」 菜花がため息をつく。 「菜花!あんた海月についてたんでしょ?!何でしっかりと見てないのよ!」 女子バレー部の更衣室。 海月の姿を見て、話を聞いて、真理が菜花に吠えた。
/39ページ

最初のコメントを投稿しよう!