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真理がふぅっ…と息をつく。
「海月が知りたいのは徳井の事でしょ?
私だって、徳井の事は、サッカーやめたこと位しか聞いてないよ。
あとは、スゴく海月の連絡先を知りたがってた」
ドキリ…とした海月より早く、
「教えてないでしょうね」
菜花が凄む様に言った。
「言うワケないじゃない…。
でも、また6人で会いたいって言ってた」
しんみりと言う真理を見て、海月の心に罪悪感が降ってくる。
阿部くんと杉浦くん…。
仲良くしてくれていたのに、優しくしてくれていたのに、ごめんなさい。
また会える時が来たら、会いたいと、本当に思う。
いつになるかは分からないけれど…。
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