第7話

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海月は弾かれる様に入り口の扉を見る。 何で、ここにいるの? そこには、背中から外の光を受けながら、まだ扉に手をかけたままの理紫が立っていた。 変わらない…。 少し髪を短くしたけれど、海月が大好きな理紫のまま。 理紫がパタン…と後ろ手に扉を閉める。 そして、口元に笑いを浮かべると、 「…邪魔だったですかね?」 と言葉を放った。
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