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長い…、長いキス。
声も、吐息も、全てを奪い尽くしていく。
頭の中がぐちゃぐちゃになり、思考までもが奪われて、身体の奥から何かが少しづつ溶け出していくのが分かる。
…その後はもう、何が何んだか分からなくなった。
「んっ…、や…っ」
衣服を全て剥ぎ取られ、気付くと海月の最奥までもが暴かれていて、思わず我慢していた声が漏れてしまう。
理紫をその腕で押しのけ様とするが、蕩(とろ)けてしまった身体には力が入らない。
身体中にキスをされた。
もう、理紫に触れられていないところはない位に…。
好き…。
好きなの。大好き…。
されるがままになりながらも、想いが溢れ出す。
身体も心も切なくて、濡れた瞳で海月が見つめると、小さく理紫が呻いた。
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