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「黒来、久し振りなんだし、そんな顔すんなよ」
理紫が不敵に笑いながら言う。
「…徳井、何で、海月がここの学校って知ってんのよ」
けれど、菜花は警戒を解かず、理紫を睨んだままだ。
「…そんなの、高校の学生課で聞けばすぐ分かるだろ?」
「じゃあ、昨日電話した時、海月のバイト先を知ってるみたいだったのはなんでよ」
えっ…?電話って?
それを聞いて、理紫がわざとらしく肩を竦める。
「お前さぁ、男見る目ねーよなぁ…」
「なっ!?」
「あそこのマスター、俺なんかより、ずっとオンナにだらしないぞ?」
「アンタが言う!?」
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