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海月の身体から血の気が引いていく…。
「ああいうのに限って、潔癖だったりするしね…」
笑みを浮かべる桐谷の瞳に、海月は恐怖を感じた。
「恭史さん…、お願い、本当に…」
過去の嫌な記憶が呼び覚まされて、ツゥー…っと、涙が頬を伝う。
「泣かなくてもいいよ、みぃちゃん」
桐谷が微笑みながら、海月の涙を拭った。
「俺、アイツより上手いから…」
「…っ!いや…っ…!」
再び首筋に落としてきた口唇に、海月は叫び声をあげる。
…頭の中で何かが音を立てた。
桐谷はそんな海月には気付かず、次々にボタンを外していく。
しかし、海月の胸元が下着だけを残し、露わになった時、
「何ンだ、コレ…」
手を止めて凝視した。
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