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「…で、それから、どうしたって?」
「そんなの…、言えない」
海月はテーブルに顔を伏せる。
「理紫があんなにえっちだと思わなかった…」
「そりゃ、男なんて皆スケベでしょーよ」
ズルズルっと、菜花がストローでグラスの底に残ったアイスティーを啜った。
後ろから抱くようにして前に手を伸ばし、ボタンを1つ1つ外され濡れたシャツを脱がされた。
自分は服を着たままなのに、海月だけつるんと服を剥かれて、死にそうな位恥ずかしくて…。
でも、「大丈夫だから…」と理紫が海月の大好きな蜂蜜の笑顔で笑うから、海月はトロン…と騙されてしまった気がする。
あんな事も、こんな事もされてしまって、声が嗄れる程、泣かされてしまった…。
「あんなんだったら、やっぱり痛くても最後までしてくれた方が良かった…」
ブッ!!…っと、菜花がアイスティーを吹き出す。
「アンタ、一体何されたのっ!」
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