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「みぃちゃん…」
そのただ事でない桐谷の表情に、海月は後退った。
何か…、頭の中で危険信号が鳴っている。
桐谷が近付いて来た。
「やっぱり、君達は一緒に居ちゃいけない…」
君達っ…て、私と理紫の事?
「君は俺のモノになるのが、1番いいんだと思う」
「……っ!」
いきなりの桐谷の言葉に、海月は言葉を失う。
桐谷はその隙を見過ごさずに一気に距離を縮め、海月を抱き締めてきた。
「やっ…!やめて…下さ…っ!」
「…サトは、君の為に未来を捨てようとしてるよ」
えっ……。
「んっ…!」
耳元に囁かれた言葉を理解出来ないままに、桐谷に口唇を奪われる。
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