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ハァ…。
「…早く次のアルバイトみつけないと」
パラパラと情報誌をめくる。
あれから3週間…。
桐谷とあんな事があって、海月はバイト先が無くなり現在探し中の身だ。
「…でも、バイト決めちゃうと本当に理紫に会えなくなっちゃうかも」
確かに忙しいとは聞いていた。
でもここまでとは海月も思ってはいなかった。
大学と練習とアルバイト…。
再会した日に連れていかれたバーは実は理紫のアルバイト先で、あの日は飲みに行くのを条件に休ませてもらったと言っていた。
それに、桐谷のチームに参加しなくなってからは大学の部の活動に専念し始めたらしく、それが忙しさに拍車をかけているらしい。
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