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「…何かあったの?」 海月が聞くと、理紫が目を見開く。 「…どうして?」 分からない…、分からないけど。 「そんな気がして…」 海月は、ハーッ…と、理紫の手に息を吹きかけて擦った。 「とにかく、中に入って…」 「海月…」 部屋に上げようと引いた手は、逆に理紫に引っ張り返されてしまう。 真剣な瞳…。 「…抱かせてくれる?」
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