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「…何ンで、お前が居るんだよ」
「あ~ら、ご挨拶」
理紫はドアを開けて、菜花の姿を見つけるなりすごく嫌な顔をする。
思った通りの反応に、菜花は笑いが堪えきれない。
「…ちょっとは、遠慮しろよ」
「私には、お構いなく~。邪魔はしませんから」
菜花が言うと、理紫が「へぇ…」という様な顔をし、ちょいちょいと手招きして海月を呼んだ。
2人を見ながらオロオロしていた海月が、理紫に駆け寄ると、そのまま腰を攫われる。
「えっ…、理紫?」
「ただいま、海月」
ニッコリと笑った理紫に、おとがいを持ち上げられ口唇を重ねられた。
「や…、んっ」
菜花が見てるのに…っ!
抵抗すると、後頭部を押さえられて、もっと深く口付けられる。
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