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「あの子、もう徳井と別れる時の心配してた…」
「…は？」
理紫の動きが止まる。
「『理紫と別れるなんて出来ない』ってウルウルよ」
「……」
「欲しくて仕方なかったんだろうから溺れるのも分かるけど、カラダだけじゃ伝わらないこともあるんだからね？しかもあの子、尋常じゃない程鈍いんだから…」
黒来が何か言っている…。
けれど、理紫はさっきの菜花の言葉が頭を巡って他の事が考えられなくなっていた。
どこをどうすれば『別れる』なんて思うんだ？
「そんだけアンタの信用が無いって事なんだから、ちゃんとしてあげてよね」
まだ、３日だぞ？
俺、何かヘマしたか…？
口元に手をやって考える。
……したか。
「ちょっと…徳井？」
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