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第11話
考えただけで苦しい…。
今までの理紫の《彼女》だった子達はどうやって、心の折り合いをつけていたのだろうか?
自分にはとても無理な気がする…。
「菜花どうしよう…」
「だから、何が?」
「…私、理紫と別れるなんて出来ないよ」
「はぁっ?!」
考えるだけで涙が出てくる。
涙を溜めた目で菜花を見ると、
「付き合って3日で、もう別れるの?」と言われた。
「そんな事はないけど…」
それを聞いて、また、菜花がため息をつく。
「…恋するオトメは疲れるわ」
「茶化さないでよぉ…」
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