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「……どこ行くの?」 「ひぁ…っ!」 そのまま手をグッ…と引かれ、理紫の腕の中に閉じ込められる。 「勝手に居なくなったら駄目だろ?」 理紫の胸に直に触れ、今更ながらに恥ずかしさがこみ上げてきて、鼓動が速くなるのを感じた。 「…起き、てたの?」 いつから? 「…ん?」 お願い…!今起きたって言って! 理紫は海月の焦った表情を見ると、ニヤッ…と面白そうに笑って、左手の肘を立て頭を乗せた。
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