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淡い抵抗はあっさりと遮られ、前に回された大きな手が柔らかくふくらみを包んで、海月が小さく吐息を零す。 「ダメだ…ってば…」 「んー…、もう無理」 このまま流されてしまいそうな艶めいた空気の中、甘えた様に首筋に吸い付かれ、チリッとした痛みを感じて海月はハッ…となった。 「やだ…っ、理紫、だめっ!」 海月は理紫の腕の中でじたばたと暴れる。 「わっ…!どうした海月!」 「今日、うちに来てくれるんでしょっ!?」
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