23.

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『どうした?何かあった?』と、理紫に心配そうに顔を覗き込まれて、カァ…ッと顔に血が上る。 「だっ、大丈夫っ!」 「本当に…?」 そのまま両手で海月の頬を包むと、コツンとおでこに自分のおでこをあてた。 「…理っ!」 「うー…ん、熱は無いみたいだけど」 頭の中がぐるぐると廻り、グラグラと沸騰しそう…! 熱を確かめると理紫はそっとおでこを離し、甘やかに海月の視線を捉える。 「…もしかして、俺に見惚れちゃった?」
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