23.

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そんな海月を見て、理紫はプッ…と吹き出すと、お腹を抱えて笑いだした。 「ひど…っ!」 からかわれたのが分かって海月が睨むと、理紫にポンポンと頭を叩かれる。 「海月のおかげで、少し緊張がとれたよ。ありがとう」 緊張…? 「緊張してるの?」 「…してない様に見える?」 笑いながら言う理紫に海月が頷くと、今度はおでこをチョンとつつかれた。 「そう見えるなら心外だな。実際、俺、ビビりまくりよ?」
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