23.

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23.

「ちょっと、早かったかな…?」 電車を降りて、携帯を取り出し時計を見ると《1:25》。 家には2時に行くと言ってある。 ホームの階段を登りながら、「…どうしよう」と一人言を言って、海月は頬に手をやった。 ……今朝、目覚めると、海月は理紫の腕を枕にして抱き締められた状態だった。 ちょっと横を見ると、間近に理紫の顔があって、カァ…ッと、体温が上がる。 でも…。 「綺麗…」 すぅすぅと隣で寝息を立てて眠る理紫を見て、海月は思わず呟いた。
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