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第15話
え…っ?
次から次へと、思いもよらない理紫の言葉に、思考能力がついていかない。
けれど理解していくと共に、ジワジワと胸の奥が熱くなってきて…。
「それが出来ないんなら、今の話は無し…っつ!」
ドン…ッ!
理紫が言い終わらない内に、海月が勢い良く抱き付き、2人して床に倒れ込む。
「……痛っ…て」
半身を起こしたまま、海月を支えて、理紫は頭に手をやった。
その首へ、海月はほっそりとした腕を回す。
「…どうしたの、海月?」
『やっぱり怖くなった?』と、理紫が苦笑いして問えば、海月はふるふると首を振る。
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