第2話

15/40
前へ
/40ページ
次へ
女が怪訝な顔で、理紫と海月を見比べる。 「…一般人?」 「そうです、普通の子です。それより、貴女も身分証明をお願いしたいんですが?。先程、坂木さんからは名刺を頂きましたけど」 口元の笑みを絶やさずに理紫が右手を差し出すと、 「それは、失礼しました」 と、今気付いたかの様に鞄から名刺を取り出す。 「高宮です。お気付きかと思いますが、モデルのAYAさんとの記事は私共が書かせて頂きました。その件で詳しくお聞かせ願いたいのと…」 チラリと海月に視線を向けた。 「その彼女との関係について…」
/40ページ

最初のコメントを投稿しよう!

1741人が本棚に入れています
本棚に追加