第2話

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「えっ…?」 「……!」 海月は自分の言ったことに驚いてハッ…となる。 私…?! 本当はそんなにも気にしていたのかと自覚し愕然として、口元にあてた人差し指の背を噛んだ。 「ばか…って…」 理紫に唖然としたように言われて、カァ…ッと顔に血が上る。 気にしてないなんて言って恥ずかしい…っ。 しかも、話の内容が違うじゃない。 海月は、どんな顔をしていいか分からなくて、俯いたまま顔を上げられなくなった。
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