第3話 3.

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「さて…と、海月、これからどうしようか?」 車を暫く走らせて、住宅街を抜けた所で、人通りの少ない道路脇に車を止める。 「余計なのに時間取られちまったから、あんま…」 ボソッ…と独り言のように言うと息を吐いて、理紫がハンドルに顔を伏せた。 「理紫…?」 どうしたの…? 海月が恐る恐る理紫の方へと手を伸ばす。 すると、 「あー…っ!もうっ、くそーーっ!!」 突然叫びながら、いきなりハンドルを叩くから、海月はビクン…と肩を震わせた。 「あ…、ゴメン」 驚いた海月に気付いて、理紫がしまった…というふうに謝ってくる。
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